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2017年4月11日火曜日

ジ・エヴァーラスティング ~ベスト・オブ・ELP~(6CD)



ご存知の通り、2016年にキース・エマーソン、グレッグ・レイクが相次いで世を去った。ELPは70年代にはレッド・ツェッペリンと並ぶほどの人気と名声を博したにもかかわらず、80年代以降は一般には忘れ去られ、その特異な音楽性ゆえか、散発的な活動再開しかできなかったからか、今でもあまり顧みられることはない。

そんな中、追悼商法といえばそれまでだが、ELPの新たなベストが出た。2000年以降の半公式ライブ盤(しかも愛のない内容)乱発の流れから見ると、またベストか的な気もしなくもないが、未発表音源も収録されているという。

内容は以下の通り。

ディスク:1
  1. ナイフ・エッジ
  2. ラッキー・マン
  3. ジェレミー・ベンダー
  4. ジ・オンリー・ウェイ
  5. タイム・アンド・プレイス
  6. アー・ユー・レディ・エディ
  7. フロム・ザ・ビギニング
  8. シェリフ
  9. トリロジー
  10. リヴィング・シン
  11. 聖地エルサレム
  12. 用心棒ベニー
  13. 今夜は愛の光につつまれて
  14. セ・ラ・ヴィ
  15. ノーバディ・ラヴズ・ユー・ライク・アイ・ドゥ
  16. 海賊

ディスク:2
  1. 孤独なタイガー
  2. 恐怖の頭脳改革
  3. 君を見つめて
  4. ソー・ファー・トゥ・フォール
  5. 夢みるクリスマス
  6. 迷える旅人
  7. 欲しいのは君だけ
  8. ギャンブラー
  9. 将校と紳士の回顧録(a.プロローグ/紳士の教え~b.愛を感じた時~c.最前線からの手紙)~d.栄光の歩兵中隊
  10. ブラック・ムーン
  11. フットプリンツ・イン・ザ・スノウ
  12. ハンド・オブ・トゥルース
  13. ゴーン・トゥー・スーン

ディスク:3
  1. 未開人
  2. 運命の三人の女神
  3. 限りなき宇宙の果てに
  4. トッカータ
  5. ピアノ協奏曲 第1番
  6. あなたのバレンタイン
  7. バレルハウス・シェイクダウン
  8. メイプル・リーフ・ラグ
  9. ホンキー・トンク・トレイン・ブルース
  10. キャナリオ
  11. チェンジング・ステイツ
  12. クロース・トゥ・ホーム
  13. ブレイド・オブ・グラス
  14. ハマー・イット・アウト

ディスク:4(ライブ音源)
  1. プロムナード
  2. こびと
  3. プロムナード
  4. バーバ・ヤーガの小屋
  5. バーバ・ヤーガの呪い
  6. バーバ・ヤーガの小屋
  7. キエフの大門
  8. ホウダウン
  9. タルカス
  10. 石をとれ~スティル…ユー・ターン・ミー・オン~ラッキー・マン

ディスク:5(ライブ音源)
  1. ピアノ・インプロヴィゼイション
  2. 悪の教典#9(ライヴ)
  3. イントロダクトリー・ファンファーレ
  4. ピーター・ガン
  5. クローサー・トゥ・ビリーヴィング
  6. タッチ・アンド・ゴー
  7. 庶民のファンファーレ~ドラム・ソロ~ロンド
  8. ナットロッカー

ディスク:6(未発表)
  1. 悪の教典#9 第1印象〔インストゥルメンタル・ミックス〕

…どう思います? 個人的には微妙なものを感じるのですが。1〜2枚目など、確かにグレッグに焦点を当ててるところは面白いとは思うのですが、この曲順なの?と疑問に思ってしまいます。

ELPの魅力って、ものすごく多面的だと思うんですよ。ある意味バラバラで、特にエマーソンの方向性とグレッグの方向性が、同じバンドなの?というぐらい違う。それをうまくコンパイルするのは難しいのはわかるのですが、忘れ去られたELPの魅力をどのように再提示するか、というところまで踏み込んだベストかと言われると、微妙なものを感じます。とはいえ、後期ELP、特にラブ・ビーチあたりの曲もちゃんと評価して入れている点には好印象を持ちました。

なんて書いてて、意外と見過ごされがちな曲もちゃんと収録してて、これはこれで斬新なベストなのかも、と思ってしまってる自分もいたりして、ELPってやはり多くの人にとってまだまだ正当な評価を与えづらいのかと改めて思いました。しかし、改めて検索して見ると、ELPはアイテム多すぎですね……

ちなみにカール・パーマーはCarl Palmer’s ELP Legacyなんてバンドをちゃっかり始めたそうです。自分からEとLに、もうお前らとはやんね、と言っておきながら、エイジアが実質終わりになったから、次の商法を始めたというか。そういうところが、80年代以降も現役感を持って活動を続けられた理由なのかもしれません(決してディスってない)。

個人的にはWorksツアーの時の映像をきちんとリマスターの上、Blu-Rayで販売してもらえればなぁと思っていますが、やはり売れないのであろうか。

追加情報:レイクの自伝、”Lucky Man”がアマゾンで登録されています。書影が出ていますが、まだKindle版しか予約は受け付けておらず(6/22配信予定)。やはり売れないのか?



2011年8月17日水曜日

Bjork - Clistalline Video Clip

ビョークの4年ぶりの新作となるBiophiliaよりClistallineの公式ビデオクリップが公開されていたので見てみたが(約1ヶ月前だけど)、かなり激しい音になっている。時として、え? という作品もあるビョークだが、今度のアルバムはストレートに音がカッコイイので期待できそう。



ライブもなんだかものすごいことになってる……。



2011年8月5日金曜日

ガセネタ - ガセネタ In the Box ちらかしっぱなし




結局なんだかんだ言って、ガセネタ In the boxを購入してしまった。10枚組。なんてことだ、聴くだけでもちょっとした拷問だ。自分で言うのも何だが酔狂としか言い様がない。まだ半分しか聴き終えていないが、この時点で言えることはオススメだと言うことだ。ただし留保点がいくつも付くので、詳しく読むように。行くぞ。

まず、この音源に音質を求めてはいけない。

ほとんどがオーディエンス録音である上、スタジオ録音ですらワンマイクで録っている。ベースが聞こえるときはボーカルは聞こえず、ボーカルが聞こえるときはベースが聞こえず、両方がハッキリ聞こえるときは音はスカスカという、音質としてはブートレッグと大差ないどころかサウンドボード録音やエアチェックのブートのほうがまだマシだ。まぁ、世にはキングクリムゾンの「Earthbound」すらネタにするDJもいるぐらいなので、音質が悪くても気にしないという人間は居るだろう。ましてや、音質が悪いからこそ荒々しいガレージサウンドが表現されているとも言える。

そして、曲のバラエティなどを求めてはいけない。

ガセネタのレパートリーはたったの4曲だけだ。「宇宙人の春」「父ちゃんのポーが聞こえる」「雨上がりのバラード」「社会復帰」のみ。

それだけでCD10枚が埋められるのかって? 埋めてるんだこれが。

Disc 1、2は「雨上がりのバラード」のみ全21曲、Disc 3、4は「父ちゃんのポーが聞こえる」のみ全20曲、Disc5は良心的だぞ、「宇宙人の春」が8曲だけと「社会復帰」が3曲だけ。Disc 6はアウトテイクと称して今まで挙げた4曲が何曲かずつか計16曲。Disc 7は未聴だが初期セッションが3テイク、Disc 8はガセネタのメンツに誰かが加わったりしたような変則編成の9曲(今挙げた4曲以外も入ってるけど、これらはガセネタの演奏と言っていいのか?)、Disc 9ではハイライズによるガセネタ曲演奏(一部で山崎晴美や大里俊晴も参加している)、最後、Disc 10はMOODMANによるノンストップミックスが3つ。

さあどう? 買う気でた? 俺ぜんぜんわかんないんだけど。

結局、ガセネタとは、山崎、浜野、大里という3人が、何も知らないまま突き進んで、とんでもない方向に皆で行こうとして、そして終わるしか無かったバンドだったんだと思う。誰もが子供のままでいられないように、彼らもガセネタで活動し続けるほどの純粋さ(純粋さとは無垢とは限らないぜ)を保つことはできなかったと思う。10代の終わりから20代頭にかけての微妙な季節は、無残にも終わりが来る。大里は「いつも同じ事はしなかった」と言うけれど、一方で「終わり続け」ていたとも書いている。冷静にこの10枚組を聞けば、たしかに彼らは同じ音は弾かなかったかもしれないけど、同じ事の繰り返しにも聞こえる。そう、彼らは最初っから終わりにたどり着いていたから、先には行けなかったんだ。

大里にできたことは、そこから降りることだった。事実はどうであれ、彼は降りたんだと自分で思っていたんだと思う。そして、その後ろめたさが、その総括たる書籍「ガセネタの荒野」になったんじゃないかな、と思うのは、彼の隠れたロマンティストぶりを垣間見たから言えるのだろうか。

結局、この原稿も先に行けそうにない。終わり続けるしかなさそうだ。彼らが残した、もうこの機会を逃したら2度と手に入らないだろう10枚のCDを聴きながら。

<追記>
なんと、10月にはグレイテスト・ヒッツなるCDが出るらしい。未発表テイク収録だそうだ。なんだそりゃ。




2005年2月11日金曜日

『大友良英/ギター・ソロ』






http://www.doubtmusic.com/new.html


(ネタ元:DoubtMusicのホームページより)







『大友良英/ギター・ソロ』2004年10月12日@新宿ピットイン+1


  


 エレクトリック・ギターとアコースティック・ギターを持ち替えつつ行われた2004年10月12日の新宿ピットインでのライヴからCD用に8曲をセレクトし、更に1曲、ボーナス・トラックとして「ムード・インディゴ」を新たに録音。9曲のギター・ソロ・アルバムが完成しました。


 アコースティック・ギターは非常に美しい曲が演奏されており、従来の大友良英のイメージからはほど遠く、びっくりするファンも多いはずです。逆にエレクトリック・ギターは従来のノイジーで凶暴なサウンドが炸裂する演奏。これが交互に配置されております。彼の従来の作品の中でも異色な一枚となると思います。





doubtmusic / dms-101


2005年2月20日


発売税抜定価:2200円(税込:2310円)


ディジパック仕様:カヴァー部に穴あき(特に深い意味はありません)


発売:doubtmusic 配給:meta company







  1. Theme From Canary for Shiota Akihiko (Otomo / acoustic) 2:09

  2. Rig (Otomo / electric) 8:14

  3. Gomen for Togashi Shin (Otomo / acoustic) 3:54

  4. Mood Indigo (Ellington - Bigard - Mills / electric) 4:59

  5. Kazahana for Somai Shinji (Otomo / acoustic) 4:38

  6. Roulette (Otomo / electric) 4:18

  7. Misty (E.Garner / acoustic) 4:03

  8. Cylinder (Otomo / electric) 8:42

  9. Lonely Woman (O. Coleman / acoustic) 7:26







また,以下の雑誌にレビューが載る予定だそうです。



・ミュージック・マガジン


・ロック画報


・ジャズ批評


・CDジャーナル


・Intoxicate(タワー発行のフリーペーパー)


・オーバーグラウンド


・Invitation






2005年2月5日土曜日

 AIR-CD-9084. Sorabji, Fantasia ispanica, Jonathan Powell, piano



Jonathan Powellによる最新のSorabji録音。Fantasia Ispanicaは5楽章構成で1時間を超えているようです。イギリスでは12月に発売しているようですが、日本はまだでしょうか。アマゾンではとりあえず入荷はないようです。


http://www.altarusrecords.com/News.html





 Sorabji: 100 Transcendental Studies, vol. I BIS



Fredrik Ullenによる完全録音。すでにコンサートでもいくつかレパートリーとして弾いているようで、完成度は高そう。CD7枚になる予定で、2007年までバラで発売していく予定のようです。ライブで弾いたときの録音が以下から聞けます。


http://www.fredrikullen.com/recordings.htm#solo


ここでは、ブックレットに掲載予定と思われる、ライナーが読めます。


http://www.fredrikullen.com/sorabji.htm


また、今まではアムランによる1~20番までの浄書譜しかなかったのですが、Alexander Abercrombieなる人物がコンピューターによる演奏用譜面を作成したとのこと。Sorabji Archiveから入手できるとありますが、Webの方ではそのような記述がないです。Hintonへ直接問い合わせた方がよいでしょうね。


http://www.music.mcgill.ca/~jwapnick/sorabji/sor_scre.html#pno


ちなみにUllenの今後のレコード発売予定は以下の通り。相変わらず、近現代ばかりです。



2003-2007: complete Transcendental Studies of Sorabji (7 CDs)


2004: George Flynn, Trinity (2 CDs)


Gyorgy Ligeti: Etudes 17 and 18


2005: Alfred Schnittke, complete solo piano music (2 CDs)


Arvo Part, complete solo piano music (1 CD)


2006-: Charles Ives, complete solo piano music






クリムゾンのニューアルバム?「The Reconstrukction of Light」

クリムゾンが現行ラインナップでスタジオアルバムを作る予定はないと発言していることは有名だが、クリムゾンの最新スタジオアルバムと言えるかもしれない作品が登場した。それが6月発売されたばかりの「The Reconstrucktion of Light」だ。これは「The Constr...