2005年2月18日金曜日

Gyorgy Ligeti Edition 3: Works for Piano , Pierre-Laurent Aimard(pf)




いまさらの超定番CDを、今更買う。私とリゲティとの出会いはそもそも10年ほど前にさかのぼり、それは安売りしていた「Capriccio」の楽譜だった。弾いてはみたものの、さほどのうまみも感じられず、著名な作曲家であることも認識しながらも、それ以上の興味はわかなかった。まあ、当時も有名だったのであろうが、その後、もっともっと有名になったのがリゲティだ。俗世間から離れ変化の少ないように思えるクラシック音楽界にも、ちゃんと流行という物も存在するのだ。さて、その10年の時を経て、きちんとした弾き手によって演奏されたリゲティ作品を聞くと、ものすごく不思議な感慨が訪れた。エチュードはおそらくは近年に作曲されたピアノエチュードの中でも、最もおもしろい構造で書かれた作品であるのだが、その構造を意図せずして聞いても十分に楽しい。だが、気が付くと構造を意識してしまう。そのときに訪れる快楽とはなんなのか。それはおそらくは快楽というよりは幾分難渋なものであり、パズルを解くかのようなものだ。おそらく楽譜を前にしながら聞くのが最高の楽しみかたなのだろう。つまり、楽譜の持っていない私のような人間には聞き込みが必要なのだ。


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